「ゆとり世代社員は小室圭さんにそっくりだ」についての話

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雑誌「プレジデント」で、『ゆとり世代社員は小室圭さんにそっくりだ』という記事を目にしました。

内容を読みましたが、確かに言いたいことは分かります。

ゆとり世代社員の特徴についても、確かに自分自身にも当てはまるような内容で、共感は出来ました。

しかし、結論から言って「価値の無い『そんなの居酒屋で愚痴ってろよ』系の記事」であると言わざるを得ません。

未だ無くならない「人の振り見て我が振り直せ」系の記事。

今回は、この記事に対する私の所感を書いていきます。

こういう無駄な記事を書く記者が減ってくれることを願って、痛烈な批判を残しておこうと思います。

「ゆとり世代社員は小室圭さんにそっくりだ」の記事内容

少し長くなるので、⇒こちら(引用:プレジデントオンライン)から読んでみて下さい。

要約すると、

  • 驚くというよりあきれてしまう
  • ゆとり世代と上の世代とのトラブルが頻発している
  • ゆとり世代社員はひと言で言うと、「小室圭さんタイプ」
  • 真面目で感じも良さそうだが、思考が読めない
  • 1を聞いて10学ぼうとしない
  • 型にはまった勉強しかしてきていない。応用が効かない。
  • 外国人だと思って接するべき

内容としては上記のような内容です。

小室圭さんを出す意味が分かりませんし、自分の思い通りにならないゆとり世代への愚痴にしか思えない内容でした。(小室圭さんについては確かにネタが豊富で笑える要素が多いとは思いますが。笑)

結論としては、異なる価値観を受け入れて外国人だと思って接するべきということが書かれていますが、それも単なる「上から目線」の結論で終わっています。

これでは記事を読んだ40~60代は、記事に共感して、ますますゆとり世代に対して嫌悪感を抱いてしまうでしょうし、「自分たちの方が正しいんだ」という認識が変わることはありません。

これでは、世代間の溝が埋まることはなく、職場や取引先との生産性は向上しないでしょう。

 

ゆとり世代の特徴は合っているけど…

ゆとり世代の特徴は確かに記事の通りです。

自身の特徴を聞いた結果も、この辺はまさに2018年の新卒に当てはまります。

  • 打たれ弱い・失敗を恐れる
  • 仕事上のつきあいよりプライベートを優先させる
  • スマホ・ケータイ依存
  • ストレス耐性が弱い
  • 出世にこだわらない
  • 受動的・積極性がない

私の会社の新入社員も、「応用は苦手で聞いていないことは出来ない」「打たれ弱い」「自分の意見が無い」「世間一般の『常識』をまるで知らない」という特徴があり、「仕事が出来ないのに遊ぶことを優先してしまう」典型的なゆとり世代に該当します。

 

まあ、これは社内で「悟り世代の教祖」だとか「アナーキスト」と呼ばれている私自身にも当てはまる節はあります。笑

 

しかし、ゆとり世代の特徴が当てはまっても、仕事について何か指導をされることは滅多にないです。これは、「うちの会社はどうするべきか。何が悪いか。」ということを同行した車の中などで、日頃から上司と意見交換をしているからだと思います。愛社精神は特にありませんし、飲みにも行きませんが、私は「合理的観点」から「どうすれば儲かるか」自分の意見を話している、ということが大きいと思います。

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ですから、問題なのは「世代」なのではなく、「仕事のやり方」や「仕事への関わり方(当事者意識)」なんだと思います。出来ない人はどの世代であっても出来ませんから。

 

ゆとり世代だけではない

この記事では、ゆとり世代を批判的なニュアンスで書かれていますが、別に仕事が出来ないのはゆとり世代に限った話ではありません。

20代の私からしてみれば、「特に50代こそもっと頑張った方が良いのでは?」と仕事をしていて頻繁に思うことがあります。私的には、「何でも感情論で語りたがる上の世代は、外国人だと思って接しないとな」とまで思うときがあります。笑

 

そもそも、電話もPCも発達しておらず、「人口ボーナス(国内の購買需要が凄く、黙っていてもモノが売れる時代)」の環境下で仕事をしていた世代は、今の超高速デジタル社会に付いていけていない人も多いです。

 

昔に比べて、今の方が圧倒的に仕事を大量に処理していますから、過去の栄光にすがって「効率」や「コスト意識」に欠けるおじさま方の意見は「老害」とされても、ある意味当然なのです。

それこそ、上司や取引先の言いなりで「自分の意見を言えない」上の世代は数多く目にしますし、無駄なことを「無駄」と言えない人も多いです。

 

その結果が今の日本企業の没落なんでしょうし、70代以上が作りあげた「モノづくり大国・日本」の地位を破壊してきたのは、その下の世代。

私からしてみれば、その世代の「型にはまった常識」は間違っていると証明されているようにも思えます。

 

ですから、このようなゆとり世代を批判するような記事を書くと、勘違いしてしまう上の世代が続出してしまうと思います。

 

これを読んでいる人は、他人事ではないと気に留めておいて損はないと思います。

果たして本質とは何なのでしょうか?

 

これからの働き方とは?

これからの時代、日本はますます人口が減少していきます。

日本の企業のお客さんは、必然的に「外国人」になってきます。すでにそうなってきていますが、その傾向はさらに加速します。

ですから、異文化理解というのは必須。

社内で世代間批判をしている場合ではない、というのがマクロな環境認識としてあると思います。

 

そして結局、企業の経済活動において正しいのは、「いかに儲けるか(もちろん世界のルールに則った上で)」ということです。

「現状維持でいいや」という甘い考えだと、新興国のハングリー精神旺盛な外資系企業に駆逐されてしまいます。

ですから、企業が「利益を追求する」というのは絶対に必要なことです。

 

世代によって特徴はありますが、結局正しいのは「利益になるかどうか」ということです。

これに沿っていない個性や主張は、残念ながら組織においては「間違い」なんだと思います。

 

そもそも、ゆとり世代に限らず、若手社員は会社に入って初めて本格的に仕事に従事することが多いです。つまり、「どうやったら利益になるか」ということを考えたり、実行したことが無いのです。これは仕方ないこと。

ですから、「どうすれば利益になるか」という本質を教えることが重要なんだと思います。(そもそも、論理立てて他人に教えられる人が社内に殆どいないのが問題・・・)

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この記事の著者

Rid

とある化学メーカー勤務のサラリーマン。部署内、歴代最速で昇級。歴代最速で新卒の指導員。製造業の現場から、経済を俯瞰している現場の沸騰経済学者。好きなテレビ番組は「未来世紀ジパング」。暇さえあればスマホで当番組を視聴している。科学の発展と経済の未来を考えるのが好き。
一方では、会社員での給料を元手に投資の世界へ。為替を主戦場として、金融の世界からも世界経済を観察している。

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