【企業研究】浜松ホトニクス(電子部品)

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今回の記事は、静岡の雄である「浜松ホトニクス」になります。

この会社、売上高1,443億円の中~準大手級とは思えないほど技術力のあるバケモノメーカーです。就活生は、このような隠れ実力派企業にも目を向けてみても良いんじゃないかなと思います。

これからの時代、AIの普及によって、ビジネスのサイクルはどんどん速くなっていきます。そんな時代で生き残る会社は、大きく分けて以下の2つだと思います。

①技術力がある
②営業力(マーケティング力)がある

浜松ホトニクスはどちらかというと①の企業。但し、世界的に見ても圧倒的な技術力を持ち合わせています。今後も持続的な発展が期待できる企業だと思います。

今回は、そんな浜松ホトニクスについて、企業研究していきましょう。

 

1・浜松ホトニクスってどんな会社?

浜松ホトニクスをご存知の就活生って、果たしてどれだけいるのでしょうか?

 

この会社、一言でいうと、”世界初”を生み出す光のプロです。

 

しかも、並みのプロではありません。世界最高レベルの「光のプロ」なんです。浜松ホトニクスの存在が無かったら、いくものノーベル賞は幻で終わっていたでしょう。

浜松ホトニクスは電子部品メーカーですが、正確には、「光部品メーカー」と言えます。人間は「可視光線」しか見えませんが、紫外線や赤外線などの見えない光をも扱う技術者集団です。

 

うん、これだけではよく分かりませんよね?

 

では、あなたは「ヒッグス粒子」をご存知ですか?

 

これは、近年発見された、「人類が見ることが出来なかった粒子」であり、ノーベル賞でも一時期話題になりました。神の粒子とも言われていました。

このヒッグス粒子ですが、浜松ホトニクスの電子部品が無ければ見つけることが出来なかったそうです。従来見えなかったものを見るためには、相当なハイテク装置が必要なのです。

 

まあ、この話をしても、おそらく大半の人は「ポカン」でしょう。笑

大丈夫です。取り敢えず、続きを読んでみて下さい。

 

2・どんな技術や製品があるの?

例えば、医療業界ですと、がん診断をするPET診断装置がありますよね?検査薬(ぶどう糖に近い成分)を体内に投入すると、その特性上、がん細胞の周りに集まります。そこで、測定用のレーザーを照射します。

PET診断装置では、がん細胞の周りに集まった検査薬が光るので、それを測定して、がんの有無や位置を特定出来るのです。

 

そんな「見えないものを見る」ために、浜松ホトニクスの製品「光電子増倍管」が使われています。

一見すると、中が真空のただのガラス管なのですが、この、「光電子増倍管」は、通常捉えることの出来ない電気信号を100万倍の強さにまで増大させて測定出来るようにするハイテク装置です。

 

「光電子増倍管」は、医療業界以外にも様々な用途に応用されていて、放射性物質の出ないクリーンな核融合発電の研究にも応用されています。水素に超強力な電子ビームを当てると核融合反応が起こり、その膨大なエネルギーを利用して発電をします。

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これは本当に凄い技術で、資源のない日本の新たなる”希望の光”になる可能性があります。

「光電子倍増管」は世界最高シェアを誇っていて、ほぼ100%です。こんな製品を扱っている日本企業は中々ありません。

 

3・不況に強い会社?

浜松ホトニクスは、不況に強く、「なかなか潰れない企業」だと私は思います。しかも、これからまだまだ伸びる会社だとも思っています。

その根拠は、

①販売する製品の数の多さ
②販売する業界の幅広さ

この2点です。

 

まず、①について。

ホームページなどを見て頂ければすぐに分かりますが、彼らの販売している製品は、「世界初」ばかりですし、品種も、電子部品メーカーの割にはかなりの数があります。

しかも、これからまだまだ伸びる半導体製造装置業界でも浜松ホトニクスの光の技術が必要ですし、そもそも浜松ホトニクスがイメージセンサー(ソニーがNO.1)などのICチップを作っているといるので、時代に取り残されているということはまず有り得ません。

光を使うことで、様々なことが実現します。浜松ホトニクスの凄さは、光の実力を信じ、あらゆる業界のニーズにマッチさせた製品を作っていることです。非常に高いレベルで、非常に数多くの製品を有していることが分かります。

 

そして②ですが、これはあなたもご想像の通り。

投資と同じで、複数のポートフォリオにすることでリスク分散することが可能。

光の技術を必要とする業界は沢山ありますから、浜松ホトニクスが関わる業界はとにかく幅広いです。

電子部品メーカーは、比較的特定のユーザーにべったりですが、浜松ホトニクスの場合はそんなことはありません。

 

4・どんな仕事をする?

まず、営業の場合は誰がお客さんになるのか考えましょう。

浜松ホトニクスの場合、営業先は、各業界の装置メーカーです。

 

私がよく情報発信している半導体製造「装置」メーカーもそうですし、デンソーのよう車載メーカー、医療機器メーカーなど、様々な業界の設計者の方がお客さんになります。

開発の方も、ターゲットはそういった装置メーカーの開発で、営業と同行してニーズ調査をしたり、自社で光を駆使した新たな開発をするのが仕事になります。

 

ですから、営業マンは「技術に興味がある人」が望ましいですし、「光という未知の世界に対して探求心のある人」が向いていると思います。

光を扱う日系企業ですと、ウシオ電機やギガフォトンがありますが、やはり「光」という未知が多い分野なので、これといった競合が無いと言えるでしょう。

商流の川中にいて、ビジネスモデルの都合上、様々な業界のモノづくりに携わることが出来ることが、浜松ホトニクスで働くやりがいになるのではないでしょうか?

 

5・まとめ

今回は、浜松ホトニクスについて書いていきました。

 

どうですか?こんな凄い会社があるなんて、知らなかったでしょう?

 

浜松ホトニクスは「光」を扱うプロ。技術部門のレベルが高いので、営業マンも自信をもって営業活動が出来ると思います。

色んな業界を見ることが出来るので、世界経済に興味がある方なんかにもオススメ出来る企業かなと、個人的には思っています。

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この記事の著者

Rid

とある化学メーカー勤務のサラリーマン。部署内、歴代最速で昇級。歴代最速で新卒の指導員。製造業の現場から、経済を俯瞰している現場の沸騰経済学者。科学の発展と経済の未来を考えるのが好き。
一方では、会社員での給料を元手に投資の世界へ。為替を主戦場として、金融の世界からも世界経済を観察している。

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