就職偏差値2019は間違いだらけだし、そもそも意味がないよという話

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最近の若い子であれば、誰しもが1度は見たことのある「就職偏差値」。

 

毎年誰かしらが更新して、今も2019年度版就職偏差値なるものが非公式ながらに公開されているのですが、この偏差値表ってそもそも存在意義が無いと思うんですよね。

 

各業界の各企業について詳しく知っている人なんて四季報とか日経グループとかリクルートとかの、就職活動を食べ物にしている企業の方であったり、私のような各業界と絡みのある化学メーカー、または株式投資に精通している人くらいだと思うんですよね。

 

前者の方々は、そんな表を作るとしたらビジネスとして会社の出版物として公開したいでしょうし、各業界と関係のある企業人や株式投資家が就職偏差値を妥当なものとして見ているハズがありません。

 

従って、これを作っている人は、単にサイトのアクセス数を稼ぎたい人か、この偏差値表の上の方に位置している会社に内定を貰った人物、ということになります。

 

就活生はこの表はあくまでも「こういう会社があるんだなあ」くらいに留めた方がよいと思います。

 

2019年度版の就職偏差値を引用しますが、以下の通り。

 

[69] 国際協力銀行 日本銀行 野村證券(GM) フジテレビ 三井不動産 三菱地所 YCP
[68] 経営共創基盤 集英社 東京海上(SPEC) ドリームインキュベータ 日本政策投資銀行 日本テレビ 日本取引所 野村證券(IB) 三菱総研
[67] 講談社 小学館 テレビ朝日 電通 日本生命(AC) 野村AM 三菱商事 みずほ証券(IB) みずほFG(GCF) SMBC日興証券あ(セルトレ)
[66] 第一生命(FE) 大和証券(GM) 日本郵船 博報堂 みずほFG(GM/AM) 三井物産 三菱東京UFJ(戦財/FT) 三菱UFJモルガンスタンレー(IB) SMBC日興証券(IB) TBS
[65] アセットマネジメントone 伊藤忠商事 コーポレートディレクション 商船三井 住友商事 大和証券(GIB) 大和投資信託委託 テレビ東京 トヨタ 日本財団 野村総研(コンサル) 三菱東京UFJ(GCIB) 三菱UFG国際投信 GCAサヴィアン JICA JR東海 NHK

━━━ Sランク ━━━

[64] 朝日 共同通信 国際石油帝石 準キー 新日鐵住金 大和住銀投信投資顧問 日経 ニッセイAM 日本経営システム 日本証券金融 任天堂 丸紅 三井住友AM 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 読売 JXエネ
[63] 旭硝子 味の素 出光シェル サントリー 証券保管振替機構 信越化学 全銀協 損保協 中電 東急不動産 東ガス ドコモ 日証協 日本相互証券 農林中金 野村総合研究所(ITソリューション) ホンダ 三井住友トラストAM 三菱重工 JFEスチール NTTデータ経営研究所
[62] アビームコンサルティング 小田急 キリン 京王 シグマクシス 住友不動産 損害保険料率算出機構 東急 東京海上日動 東京建物 東電 日産 日本総合研究所(コンサルタント) 阪急 三菱化学 三菱UFJ信託 日本総研(コンサル) みずほ総研(コンサル) JR東 JRA
[61] アサヒ 上田八木短資 関電 川崎汽船 時事 村田製作所 住友化学 セントラル短資 大ガス 大和総研(リサーチ) 中日 東京短資 東燃 日清製粉 日本生命 日立コンサルティング 富士フィルム 毎日 みずほ情報総研(リサーチ) JR西
[60] 花王 サッポロ 資生堂 首都高速 双日 デンソー トーア再保険 豊田通商 日揮 日本郵便 日立 三菱電機 三菱東京UFJ(OP) JT KDDI R&I

━━━ Aランク ━━━

[59] 産経 地電 電源開発 NEXCO中 NTTデータ 東レ 富士セロ 川崎重工 コマツ 住友電工 森トラスト キーエンス キヤノン ANA 三井住友信託 武田薬品 三菱マテリアル ブリジストン
[58] SMBC JFC MS海上 NKSJ 第一生命 3Mジャパン 日東電工 森ビル NEXCO東西 三菱倉庫 メタルワン 神戸製鋼 伊藤忠丸紅鉄鋼 旭化成 三井化学 IHI ADK ソニー
[57]みずほ銀行(OP) あいおいニッセイ同和 明治安田生命 住友生命 商工中金 郵貯銀行 NTT東西 野村不動産 私鉄下位 阪神高速 JX金属 JSR 豊田織機 リコー NTTコム 富士通(SE除く) クラレ 帝人 富士通総研 日本能率協会コンサル
[56] JR九州 昭和電工 古河電工 島津製作 ニコン 鹿島 住友金属鉱山 宇部興産 住友倉庫 ソフトバンク かんぽ生命 日本総研(IT)
[55]りそな銀行 日立化成 日本製紙 日本板硝子 大陽日酸 積水化学 バンナム 三菱ガス 化学 YKK オムロン アドバンテスト コニカミノルタ 明治製菓 大林組 清水建設 竹中工務店 三井倉庫 大和総研(IT) みずほ情報総研(IT)

━━━ Bランク ━━━

 

そもそも、離職率が圧倒的に高い業界である金融の企業が上位にひしめいているのですが、これはどうなのでしょう。

 

それと、斜陽産業とも言われるテレビや新聞。こちらは就活生の人気は未だに高いですが、私の知っている先輩は、新聞社勤務で5:00~0:00とかで働いていますからね。その割に給料はそこそこ。本当に好きじゃない限り無理な仕事ですので、この位置づけには賛否両論でしょう。

 

他にも電通と三菱商事が同じとか、総合商社の中で伊藤忠が財閥系に負けているだとか、色々ツッコミどころ満載です。

 

前回の記事で書いた半導体製造装置銘柄も少ないですね。東京エレクトロンなんて2017年夏のボーナス平均トップなのにこの表の下の方にすら入ってないような・・・。

 

私のいる化学業界も、未だに三菱化学やレイヨン、樹脂が三菱ケミカルに名前変更されてないですし、東レと信越化学がこの位置なのも違和感です。

 

そんなワケで、この表を見ながら一喜一憂するのはちょっと違うと思います。

 

偏差値表よりも、自分が何をしたいか、どういう環境でキャリアを積みたいか、という方が大事です。

 

私の友人で、鉄道に就職するも公務員のように堅くてルールが細かいまったり企業に嫌気がさし、3年以内に転職してしまいましたし、総合商社に入って先輩にいじめられて休職したような友人だっています。

 

結局は、どう働きたいか、どんな環境で働きたいかが全てでしょう。ですから、そこをしっかり調べた方がいい。

 

但し、「大手はオワコンだからベンチャーに行くべきだ!」という意見には反対です。

 

ベンチャーって創業メンバー以外はそこまでメリットありませんし、そもそも大手に受からないような人がベンチャーに行ってもまるで戦力になりませんからね。

 

プログラミングとか、手に職が付いている人であれば話は別だと思いますが、何の専門性も有していない人は、おとなしく大手企業に行った方がいいです。

 

中小企業に関しても、同じような仕事でも給料や福利厚生は大手と段違いで低いですし、大手企業の方がレベルの高い人が多いのも事実。それに中小企業は大手企業の作り出したビジネスに乗っかるのが一般的ですからね。

 

ですから、大手否定論に関しては私は反対の立場です。

 

しかし、会社名だけで人間が決まってしまうわけではありませんから、結局のところ努力の継続が必要なんです。

 

会社名だけでどや顔を決めるような人は器が小さいです。会社の看板が外れた時に何も残らないような人であってはなりません。

大手企業に入った後も努力は必要ですし、中小企業に入った人も努力が必要です。

 

それに、今は会社員という生き方以外にも様々な生き方があります。

 

実業家や投資家だってそうですし、アフィリエイター、Youtubeなんて生き方もあります。

 

多様な生き方があるのですから、そもそも偏差値表を作って、基準が曖昧なまま比較して優劣をつけてしまうのはナンセンス。

 

就活生は、会社の知名度や規模、見栄だけで就活してしまいがちですが、「自分は本当は何をしたいのか」をよくよく考えることも必要な作業なんだと思います。

 

 

 

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