
2017年7月17日放送の未来世紀ジパングは、「世界を救う!日本の医療2」。
世界を舞台に活躍する日本人医師2人をピックアップした回でしたね。
まずは、脳神経外科医の滝沢外科医。
彼はロシアを始めとした世界各国に飛び出して手術を何件も担当。
彼のゴッドハンドは、脳動脈瘤を治すプロ。
しかも、腕の血管を1本使って新たに血が通る道を作るのだと言う。これでコブが破裂しないようにするんだとか。
血管は髪の毛並みに細いサイズですが、これを滝沢先生は綺麗に縫合。医者ってすげえ・・・。滝沢先生は5日間で8件も手術を行いました。あの繊細な手術を5日で8件とは、なんという集中力。
そして手術の理論もさることながら、繊細な手先には圧巻。しかも、「日本では体験出来ない症例を経験出来るのは勉強になる」といい、その向上心には感服。
凄いという表現では失礼なくらい、滝沢先生の技術は人類にとってなくてはならない存在です。
余談ですが、ロシアは東側の医療制度は充実しておらず、中には医療列車が定期的に来るまで医療を受けられないんだとか。また、風邪の時はニンニクの数珠繋ぎやウォッカに胡椒を入れて飲んだりと、先進国との文明の差は歴然。
こういう非合理的な迷信を医療現場に持ち込ませないように、アメリカや日本などの医療先進国家は世界へ技術を広めていくことも必要でしょう。
続いては、医療1位のアメリカで活躍する64歳の佐野医師。
彼は「脂の乗りきった時期に65歳で定年する日本はおかしい。救える命はまだある」と言い、アメリカの名門校のUCSFにヘッドハンティングされていました。この人カッコよすぎます。「手術を成功させるために、」看護師との英語のコミュニケーションも積極的に行い、組織の雰囲気に馴染もうとする努力もしていて、どう見てもかっこいいじいさん。
佐野先生は、年間300人以上の小児心臓患者を担当。特に左心低形成症候群という難病に関しては彼の右に出る者はいないゴッドハンドを有しています。生存率を3割から9割に引き上げた人で、業界で彼を知らない人はいない。
今回は、心臓に3つの穴が開いた赤ちゃんの手術を担当。
彼は、心臓の穴をふさぐために心臓と肺の人工心肺装置を機械に任せ、一時心臓を止めました。
そこを丁寧に縫っていきますが、とてつもなく繊細な作業。
これをたった20分で完了させた佐野先生。
いやホント医者の手先の器用さには驚きます。そしてとんでもない集中力。
毎日のランニングも全てはこのため。
「世界一のアメリカで日本が評価されれば、他の優秀な日本人医師もアメリカに来やすくなる。私はそれを望んでいる。」といったことを話しており、本当に尊敬出来る人でした。
今回特集された日本人医師2人を見て、「何かを継続して極めること」の重要性を再認識しましたね。私もまだまだ20代ですから、60代になった時に佐野医師のようなカッコいいじいさんになれるように、物事を極める努力を継続していきたいと思いました。
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