ウェルスナビ

【手数料1%は高すぎる?】ウェルスナビで積立投資を4年続けた正直な感想

出典=ウェルスナビのホームページ(https://www.wealthnavi.com/)
ゆう係長

当ブログにお越しいただきありがとうございます!

今回は、ウェルスナビを4年間続けた正直な感想をレビューしたいと思います。

ウェルスナビは、ネット検索をすると賛否が分かれる投資先です。

一度設定すれば放置できる便利さが評価される一方、特にベテラン投資家たちからは「手数料が高い」「ウェルスナビを使うのは情弱だけ」とこっぴどい言われようです。

しかし、私はポジティプです。特に投資初心者には強い味方だと考えています。

ウェルスナビの仕組みや詳しい解説は他のサイトに譲り、ここではブログ主が感じた「メリット」と「デメリット」を忖度なしでまとめます。

ちなみに、ブログ主は2022年4月にウェルスナビでの運用を停止。すべて現金化しています。やめた理由と、やめて気づいたウェルスナビのメリットもあわせて紹介します。

ウェルスナビを始めるか悩んでいる人、続けるか決めかねている人の参考になればと思っています。

ウェルスナビの特徴

全自動で「長期・積立・分散」の資産運用をサポート

ウェルスナビは、以下の8項目を全て自動で行うロボットアドバイザー型のサービスで、2016年7月に正式リリースされました。「長期・積立・分散」をサポートする資産運用サービスです。

  • 目標金額とリスク許容度の設定
  • 最適なポートフォリオの自動構築
  • 入金
  • 自動発注
  • 自動積立
  • 分配金の自動再投資
  • 自動リバランス
  • 自動税金最適化(DeTAX)

最初の設定をすれば、完全放置しても勝手に運用してくれます。

その手軽さから、働く世代を中心に支持を集めています。預かり資産額は6500億円、運用者は31万人を超え、順調に拡大しているようです。

ゆう係長

20〜50代の働く世代が利用者の中心です

ウェルスナビの投資先は大人気の米国ETF

実質的な投資先は、泣く子も黙る超優秀な上場投資信託(ETF)たちで安心感があります。

【ウェルスナビの実質的な投資先】

  • 米国株(VTI)
  • 日欧株(VEA)
  • 新興国株(VWO)
  • 米国債権(AGG)
  • 金(GLD)
  • 不動産(IYR)

ウェルスナビのメリット・デメリット

そして、一般的にメリットとデメリットは以下のように整理できます。

【メリット】

  • ロボアドバイザーが全自動運用、完全放置可能
  • 世界全体への分散投資ができる、投資先は超優秀なETF
  • 自動でリバランス、税金対策もあり
  • リスク許容度に応じた投資ができる

【デメリット】

  • 1%の手数料(税込1.1%)(例 100万円×1.1%=年間手数料1万1千円)
  • 最低投資額は10万円で、ややハードル高
ゆう係長

「手数料が高すぎる」という意見は多いですよね

人気の投資信託は手数料が0.1%前後(ウェルスナビの10分の1程度)のものもあり、ウェルスナビを介さず米国ETFを直接買えば、さらに安価な手数料で投資ができます。

それでも、私が4年間ウェルスナビを使い続けたかというと、最初はあまり手数料のデメリットを感じなかったからです。むしろ、メリットのほうが多かったとさえ思っています。

以下で、その理由を紹介します。

4年間で感じたメリット①――投資初期のコストを大幅に削れる

ゆう係長

ウェルスナビは投資を始めるきっかけに適していると思っています。

全自動でほったらかしは本当に楽

ウェルスナビの長期・積立・分散による資産運用(王道!)で、投資の考え方や興味、投資の効果を実感することができました。教科書的な手法で、全自動でほったらかし投資ができる点は、投資初期には非常に有効だと思います。

働く世代から人気を集めているのも納得です。投資を始めるにあたっては手間や時間が取られます。それは見逃されがちですが、投資初期には大きなコストとなります。

(投資に対する精神的なハードル)

  • 書籍購入や投資に関するリサーチ
  • 証券口座の開設
  • 投資信託ならファンドの選定、ポートフォリオの検討等々
  • 個別株なら企業や業界分析…
ゆう係長

たしかに投資を始めるときはどれも面倒くさい…

そのため、よく批判の対象になる「手数料1%」の割高感はあまり問題視する必要はないと考えています。むしろ投資初期に発生する必要経費と考えれば適正だと言えます。

4年間で感じたメリット②――超優秀な運用成績、王道ETFへの投資という安心感

ウェルスナビ4年間の運用成果と資産推移

2018年から以下のルールで積立投資を続けました。

  • ・毎月3万円
  • ・ボーナス設定で12月は5万円を上乗せ =年間投資額:41万円

その4年間の運用成績はこちらです。(2022年4月9日時点)

ウェルスナビのスマホ画面
ゆう係長

元本は196万円、評価額は268万6015円になりました。含み益は72万6015円(+37.04%)は結構優秀だと思います。

開始当初は元本割れが続いた時期もありましたが、その後は含み益を抱えるようになりました。2020年のコロナショックで大きく元本割れをしましたが、その後は+40%程度の含み益となりました。

もちろんリーマンショック後、米国株市場では一貫した上昇相場が続いていたので、ありがたい投資環境でした。しみじみ…。

とはいえ、米中対立やコロナショックの調整局面でも右往左往することなく、心の平穏を保ちながら仕事に打ち込むことができました。

投資初心者×サラリーマンの心強い味方であったことは、この結果からも断言できますね!

ゆう係長

ほったらかし投資、最高!

ウェルスナビの実質的な投資先は王道、超優秀なETFです。

ウェルスナビの実質的な投資先の一覧

それが与えてくれる安心感は半端なく、積立を忘れるくらいの安心感があります。相場に一喜一憂することなく仕事に集中できます。

ドルコスト平均法を聞かせて淡々と投資をする。まさに投資の勝ち筋ですね!

ウェルスナビのデメリット――積立額が増えると実感する「手数料の割高感」

長期割の恩恵は感じられなかった

最初は意識していなかった手数料ですが、積立を続けているとだんだんと気になり始めました。現金部分を除くは預かり資産の年率1%(税込1.1%)です。

長期の資産運用をサポートするため、長期割の仕組みが導入されています。正直、積立額も増えているので割引を実感することはありませんでした。

出典=ウェルスナビのホームページ(https://www.wealthnavi.com/fee/choukiwari)

分配金は合計8.1万円、手数料は合計5.6万円…

手数料に割高感を覚えたのは、こちらの画面の影響がとても大きいです。

分配金総額は8万1005円、手数料は5万6071円。
ゆう係長

配当金が、手数料で消えている…

ウェルスナビの実質的な投資先は米国の超優秀なETFたちで、年4回あるいは毎月配当金を出してくれるものがあります。

株価が上がれば含み益が増えるので手数料はあまり気になりませんでした。

積立額に応じて募る割高感

しかしそれなりに積立額が増え、配当金額と比べてしまうと手数料の割高感を感じるようになりました。

ゆう係長

積立額が100万円を超えたあたりから、「こんなに手数料を払うなら、自分でETFを買いつければいいのでは?」と思い始めました。

手数料は微々たるものであっても、長期には複利の威力を大きく削ぐことになります。

投資の知識もある程度ついてきたこともあり、2022年4月にウェルスナビの利用を停止。株式市場が調整局面から下落相場になるかもしれないという段階で全額を現金化をしました。

ゆう係長

ウェルスナビの手数料は投資初期の勉強代です。受講料だと思えば安いものだと思います。

やめて実感したウェルスナビのメリット

自分でやるとやっぱり手間がかかる

あるYouTuberさんが、ウェルスナビを「手数料が高いインデックスファンド」という表現をしていました。

とても的確ですね。中身は米国の超優秀なETFの詰め合わせなのですから。

手数料が気になるならば、自分でウェルスナビと同じETFを買い付ければいいのです。

VTIなら手数料は0.03%で済みます。

ただし、実際にウェルスナビをやめて自分で買い付けようとすると、手間が多いことを実感します。

ETFの買付はドルコスト平均法(定額積立)が使えない

また楽天証券で米国ETFを買い付ける場合は、①1株あたりの金額で購入するか、②指定の株数を購入する必要があります。つまり定額での積立はてきません。

そのため、ドルコスト平均法(定額積立。安い時に多く買い付けて平均取得単価を下げる)は使えません。

ゆう係長

VTIは1株200ドル程度なので、2万6000円です。高い…。

毎月3万円を積み立てようとする場合は、VTIだけにほぼ全力投資をすることになります。

ウェルスナビなら3万円もあれば、VTI、VEA、VWO、AGG、GLD、IYRに自動で分散投資をしてくれますが、やめて再現しようとすれば月々の積立額を引き上げなければなりません。

ドルコスト法をしっかり効かせるなら投資信託を選ぶことになります。

投資信託なら100円から投資ができるので、手数料の安い投資信託を選んで、ウェルスナビに近いポートフォリオを組むことが必要になります。これも手間はかかります…。

ネットでは、「VTIもVEAも個人で買える。それなのにウェルスナビで高い手数料を払っている人は情弱だ」という意見をよく見聞きします。

しかし、これまでみてきたように、毎月3万円程度の積立額であればVTIで精一杯になります。ウェルスナビほどの分散は効かなくなります。

類似の投資信託(楽天全米株式など)で代用もできますが、分配金はもらえなくなります(ファンド内で再投資される)。

まとめ――ウェルスナビは悪くない

投資初心者にはウェルスナビは強い味方

ウェルスナビの手数料1%は、ETFや人気の投資信託の水準から見れば圧倒的に高すぎます。これは客観的な事実であるから否定することはできません。

しかし、投資を始めたばかりの人、投資にかける時間や労力(目に見えないコスト)を極力抑えたい人には、1%の手数料を支払うだけのメリットも多いと思います。

私は2018年1月から毎月3万円、ボーナス月には8万円を入金してきました。手間も時間もかからず、長期・分散・積立の資産運用の王道をここで学びました。

だからウェルスナビにはとても感謝しています。

お勧めできる人、お勧めできない人

私なりに整理するとこんな感じです。

(お勧めできる人)

  • とりあえず投資を始めたい人
  • 投資に時間や労力を使いたくない人
  • 少額で分散の効いたポートフォリオを組みたい人
  • 手軽に米国ETFに投資をしたい人

(お勧めできない人)

  • 手数料を極力抑えたい人

繰り返しになりますが、「手数料1%」は高いというネットの評判は、他の投資信託やETFの手数料との比較です。これは正論です。手数料は圧倒的に高いのは間違いありません。

しかし、手数料同士を比べても意味がありません。

ウェルスナビは投資初心者に投資の入り口を提供してくれます。それも資産運用の王道の入り口です。そしてお金に変えられない時間を、手数料1%を払って買っているのです。